暴王
ぼうおう
名詞
標準
文例 · 用例
あの萬有を情け容赦なく鞭ち/\つた恐ろしくも小氣味いゝ暴王は老い盡す。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
上は天に、中は鬼神に、下は人民に利するものを聖王と云ひ、然らざるものを暴王といふとする。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
女がじっとしている間は慇懃にして見せるが、女が少しでも自分で立ち上がろうとすると、打って変わって恐ろしい暴王になり上がるのだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
古いストル・トルグの広場――一五二〇年|丁抹の暴王クリスチャン二世がここでスウェイデンの貴族達を虐殺したという、歴史に有名な「血の浴み」のあと。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
カトリツクの教會や封建諸王がそれをやつたのと同じ結果を以て、それを使ひこなさうとするには、民主政治はルイ十一世や暴王ジヤンやロシアの諸皇帝について學ばなければ駄目だ。
— ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 『革命の研究』 青空文庫
カトリックの教会や封建諸王がそれをやったのと同じ結果をもって、それを使いこなそうとするには、民主政治はルイ十一世や暴王ジャンやロシアの諸皇帝について学ばなければ駄目だ。
— ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 『革命の研究』 青空文庫
シナの暴王がその享楽のために造った楼閣や庭園は、まずこんなものだったろうという気もする。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
この画のうちのあらゆる弥陀像を暴王の像に画き換え、あらゆる菩薩を美女の像に画き換えても、何ら矛盾は起こらないであろう。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫