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白根

しらね
名詞
1
標準
文例 · 用例
外にも壊れかかった石祠がある、中には神体代りの小鉄板が、※びて腐蝕しながらも、奉納白根大日如来寛政七年乙卯六月と読まれた、白峰赤石両山脈の頂で、山の荒神たちと離れられない関係があるらしい、鉄の槍身が、赤|錆びになって仆れていた。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
やや低い山で、割合に有名なのは、日光と上州草津に白根山(日光二二八六米突、草津二一四二米突)という同名のが二つある。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
信濃の山女魚の魅力葉山嘉樹 私が今住っている処は、東に南アルプス山系の仙丈ヶ岳や、白根山系の山々、など、殆んど年中雪を頂いている、一万尺内外の高山の屏風を遠望し、西には、僅か数里の距離を置いて、西駒山脈、詰り中央アルプスが亙っている。
葉山嘉樹 信濃の山女魚の魅力 青空文庫
途中より未醒画伯、髯将軍は白根噴火口へ回るという意気込み。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
この辺悉く裸山にして、往年白根噴火の名残として焼石の背を表わしているのと枯木の幹が白くなって立っている。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
途中で別れた白根行きの二人、帰途、この茶屋へ知らずに飛び込み、有繋の両人も孤屋の怪婆に吃驚敗亡、後をも見ず一目散に逃げ出したそうである。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
一方、白根噴火口ヘ回った連中は、焼石のゴロゴロした中を辿って遂に頂の噴火口の辺へ出たそうである。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
雲白く、秀でたる白根が岳の頂に、四時の雪はありながら、田は乾き、畠は割れつつ、瓜の畠の葉も赤い。
泉鏡花 瓜の涙 青空文庫