特別収入
とくべつしゅうにゅう
名詞
標準
文例 · 用例
だがそれは、高級海員の家族の病気療養費、あるいは特別収入といった方が正当であった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
特別収入煙草買い 彼等自動車運転手連の話に依ると、震災後の東京には、彼等の所謂私設待合が到る処に殖えた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
彼等はこれを「煙草買い」と名づけて、特別収入の一つに数えている。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
次に小学校新築の特別収入。
— 坂口安吾 『中庸』 青空文庫
……この「一連の人々」というのは、領内の農工商業を管掌する関係役所の者、つまり勘定、納戸、作事、収納、普請など、各奉行所の主事支配といった人たちで、要するにその担当する事務上かなり多額な特別収入があり、その利得を守るために連合協力しているわけである。
— 山本周五郎 『思い違い物語』 青空文庫
内容は密会であるが、形式は金吾家のこころ祝いというわけで、座にはきらびやかに屏風をめぐらし、煌々と燭を列ね、さすが特別収入のある連盟だけに、美酒|佳肴の配膳にもぬかりはなかった。
— 山本周五郎 『思い違い物語』 青空文庫