川向こう
かわむこう
名詞
標準
the other side of a river
文例 · 用例
大きな川に臨んだ見晴らしのいいきれいな部屋で、川向こうに見える山は郷里の記憶に親しいあの山である。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
川向こうを見ると城の石垣の上に鬱然と茂った榎がやみの空に物恐ろしく広がって汀の茂みはまっ黒に眠っている。
— 寺田寅彦 『花物語』 青空文庫
」と川向こうから声をかけた友達にも、彼女は、微笑みを口元に浮かべて首を振って見せただけであった。
— 佐左木俊郎 『駈落』 青空文庫
やつらは川向こうキャンバウェルの賄い付き下宿屋におりました。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
三日ならばこっちの説教日、こっちが説教日ならば川向こうは暇の日なんだ。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
あの、あの、今度おじさんにお目にかかりましたら、お地蔵さまともご相談しておもてなしいたしますと約束いたしましたゆえ、こちらにお越しとききまして、このとおり急いで川向こうから持って参じましてござります」「ウフフ。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
ところへ野郎の着物が水びたしになっていたと、もっけもねえことを聞いたんで、てっきり川向こうだと確信がついたわけさ。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
村の若い者が夜遅くなってから、栗橋の川向こうの四里もある中田まで、女郎買いに行く話などをもおもしろがって聞いた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
川向こうの丘に、季節外れの雪が降ったのが見えた。
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「ねえ、川向こうの花火、もうすぐ始まるかな?」と子供が尋ねた。
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彼は毎朝、川向こうの会社まで自転車で通勤している。
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あの建物が、川向こうにある私たちの新しいオフィスだよ。
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標準
the other side of the tracks
作例 · 標準
彼は川向こうの出身で、苦労して今の地位を築き上げた。
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あの店の客層は、ちょっと川向こうの雰囲気がするね。
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昔は、この街も川向こうとこちら側でずいぶん様子が違ったらしい。
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「川向こうの連中とは関わるな」と、祖父はよく言っていた。
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