心立て
こころだて
名詞
標準
disposition
文例 · 用例
それからまたそのお雪という娘がどんなに心立てがやさしく、気立てがすなおで、どんなに姿が風流で眉目容が美しかろうと賞めちぎッて話された。
— 矢崎嵯峨の舎 『初恋』 青空文庫
その上、去年あたりまでは、心立ても素直で、近所の褒めものでもあり、私もまた、自分の娘のやうに可愛がつて育てました」「去年あたりまで――といふと」「そのお喜代が、去年の秋頃から、だん/\樣子が變つて來たのでございます。
— 鍵の穴 『錢形平次捕物控』 青空文庫
あれだけの容貌を持ち、あれだけの心立てを持ちながら、あの境遇に甘んじて、それを抜け出そうともしない女の心が悲しい。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
大したきりやうぢやないが、心立ての優しい、良い娘ですよ」「そんな事だらうと思つた」 事件の面白さうなのに釣られて、錢形平次もツイ出動する氣になりました。
— 三つの菓子 『錢形平次捕物控』 青空文庫