焼き打ち
やきうち
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
setting on fire
文例 · 用例
焼き打ちなのであった!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
元大坂の吟味与力の陽明学者の大塩平八郎が飢民救済の大旆のもとに大坂城代を焼き打ちしたのはすなわちこの頃の事である。
— 国枝史郎 『開運の鼓』 青空文庫
つづいて宿の裏口の辺で、同じような爆発の音が響き、「火事だ――ッ」「焼き打ちだ――ッ」 と喚く声が、女の悲鳴や泣き声と共に、家の内外から聞こえて来た。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
村は、村から村へ、反動攻勢のボス連の焼き打ちにかかって、次から次へ燃えてしまって、焼け落ちていっているのに。
— 中井正一 『地方の青年についての報告』 青空文庫
この時代のやかましい宗教界、名刹の上下でさえも焼き打ちが始まる宗教的確執、我慢の時に於て、何等の僧位僧官も無い平民僧の法然が、彼等の上に立って先達を勤むることが是認せられるということは殆んど想像以上の一大奇蹟と云わねばならぬ。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
昼は人目につくのを恐れて天井裏にいても、夜は焼き打ちでもされてはとの懸念から、その山に登って藪の中に様子をうかがい、夜の明けない先に天井裏に帰っているというのが彼の身を隠す毎日の方法であった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
中にも竹中奉行による浦上の焼き打ちと明治維新政府による浦上信徒総流罪とは、ほとんどこの村中のキリシタンを全滅させたかに見えたが、浦上が宗教史上世界に有名なのは、その迫害にも負けず、たちまち教勢を盛りかえして固い信仰を公表し、大正年間に東洋第一の教会を自力をもって建てたことであった。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
私はダンチョンの話によって探検隊の一行が土人部落から一|哩離れた護謨林の中に戦闘のための砦を造って立て籠もっていて、今日かもしくは明朝あたり焼き打ちの計で土人部落の総攻撃をやる筈だと、そういう事を知ることが出来た。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
作例 · 標準
怒った民衆が代官所に押し寄せ、焼き打ちにした。
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戦国時代の合戦で、敵の城下町が焼き打ちに遭う。
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織田信長による比叡山の焼き打ちは、歴史的に有名な事件だ。
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