切り分かつ
きりわかつ
Godan verb with 'tsu' ending
標準
to cut up
文例 · 用例
私には、もう、あなたの本心といふものが、こんど、はつきりわかつたわ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
わしも今それがはつきりわかつたわい。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
自分達は間違つてゐた、人はかういふ風にして、いたはり合はねばならないのだ、と心の奥ではつきりわかつた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
従つて、その出来る、醸される形がはつきりわかつてゐないと共に、そのあとに残される、朽ちずに残されるものが本当にきまつてゐない。
— 田山録弥 『黒猫』 青空文庫
これによつて見るも、船醉は精神の持ちやうによつて起つたり起らなかつたりするものだといふことがはつきりわかつたと思ふ。
— 海野十三(佐野昌一) 『南太平洋科學風土記』 青空文庫
假りに肺病だといふことが本人にはつきりわかつてゐたとしたら、では醫者にかかつたでせうか?
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
私は今此処に生憎その雑誌がないので具体的な例を挙げて云ふことは一寸出来ないが黒岩氏はまだ頑として男尊女卑の信条にかぢりついてゐられるのがはつきりわかつてゐる。
— 伊藤野枝 『最近の感想』 青空文庫
その姿が僕には、だんだんはつきりわかつてくる。
— 原民喜 『魔のひととき』 青空文庫