人里離れた
ひとざとはなれた
形容詞-語幹
標準
lonely (place)
文例 · 用例
一例として桜狩美人の腹や減却す人間に鶯鳴くや山桜 人里離れた深山の奥、春昼の光を浴びて、山桜が咲いているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
私は腑甲斐ない一人の私を、人里離れた山中へ遺棄してしまったことに、気味のいい嘲笑を感じていた。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
廃駅の陣屋跡に、石垣の草に埋もれたのや、形の殆んど崩れてしまった石の地蔵尊が、尾花の中にボンヤリ立っているのも、人里離れたこの山上にはことに趣が深かった。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
「そこはとても人里離れた農場かね?
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
街の噂では、郊外あたりをうろつく不審者がいるとのことで、人里離れた谷にも出るという。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
そしてそうした人里離れた場所であるだけその若者たちの被解放感は他の温泉場に於けるより一層甚だしく、入湯にというより唯だ騒ぎに来たという方が適当なほどよく騒いだ。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
周囲は人里離れた山林のように、静かだった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
僕が、乱酔者たる自身を、自ら捕縛して、この人里離れたる森蔭の小屋に閉ぢ込めて以来、好くも長い孤独の日々に堪へて来たものとさへ思はるるのだ。
— 牧野信一 『ベツコウ蜂』 青空文庫
作例 · 標準
彼は都会の喧騒を嫌い、山奥の人里離れた場所で自給自足の生活を始めた。
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人里離れた一軒宿で、誰にも邪魔されずにゆっくりと読書を楽しみたい。
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探検隊は地図にも載っていない、人里離れた未開の地へと足を踏み入れた。
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