可愛げ
かわいげ
名詞形容動詞
標準
charm (e.g. of an innocent child)
文例 · 用例
お末の奴、今朝あぶなく昇汞を飲む所さ……あれを飲んで居て見ろ、今頃はもうお陀仏様なんだ」 とさも可愛げにお末の顔をぢつと見てくれた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
――女房は、可愛げの無い女です。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
それは決してサロン向きの可愛げのあるものでは無かった。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
これは、断じて、可愛げのある作家では無い。
— ――馬をさへ眺むる雪の朝かな―― 『碧眼托鉢』 青空文庫
三十一にもなって、少しも可愛げが無くなっているのに、それでも、でれでれ甘えて、醜怪の極である。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
だから、いま豹一がそんな可愛げのない表情を見せてくれることは、彼女にとっては、むしろサバサバするようなものであった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
けれども、此様繊細い可愛げな声で啼くのは一疋も無い筈だから、不思議に思って、窃と夜着の中から首を出すと、「如何したの?
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
頑是ない子供は、以前にもまさる可愛げな表情を見せて、袖子の肩にすがったり、その後を追ったりした。
— 島崎藤村 『伸び支度』 青空文庫
作例 · 標準
あの赤ん坊の屈託のない笑顔には、誰もが癒やされる可愛げがある。
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彼女のちょっとした失敗談が、かえって可愛げを増している。
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言葉遣いは荒いが、根は優しい。そんな彼の意外な可愛げに惹かれる人もいる。
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