峡路
かいじ
名詞
標準
文例 · 用例
) 十一、摩世闌夜雨(南米)千湾万曲繞群峰、夢裏不知狂浪衝、峡路終宵風雨暗、船窓全被冷烟封。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
やがて行きついた所はそそり立つ大きな巌と巌との間を刳りとったような狭い峡路で、その奥が深い深い洞窟になって居ります。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
オリウールの峡路を荒した山賊ガスパール・ベスの一隊が瓦解した後、その首領の一人であったクラヴァットという者が山中に逃げ込んだ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
次に彼はイタリー国境に向かい、ジューベールとともにテンデの峡路をふせいだ三十人の擲弾兵のひとりだった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
」一時間後に彼はオーアンの峡路におちいった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
前にひらけた峡路はいくらか広くなった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
山に雲下りゐ赤らみ垂るる柿の葉 我鬼たかむら夕べの澄み峽路透る 我鬼 游心帳に書いてはないが、この二句も、時雨に鎖されてゐた三日間の僕らの動靜を多少は傳へてゐる隨筆(十年、十一月、中央美術)に收録してゐたものである。
— 芥川龍之介の囘想 『二つの繪』 青空文庫