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大禄

たいろく
名詞
1
標準
文例 · 用例
江州日野五千石ばかりから取上って、今は日本|無双の大国たる出羽奥州、藤原の秀衡や清原武衡の故地に踏みしかって、四十二万石の大禄を領するに至った氏郷がただ凝然と黙々として居る。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
然しそれにしては何様も様子が腑に落ち兼ねたから、恐る恐る進んで、恐れながら我が君には御落涙遊ばされたと見受け奉ってござるが、殿下の取分けての御懇命、会津四十二万石の大禄を被けられたまいし御感の御涙にばし御座すか、と聞いて見た。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
徳川氏代々の家臣の多くは大禄(大きな領地)を与えられなかった。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
これに反して秀吉は実に気持よくその臣下に大禄厚俸を与えた人である。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
しかしこれを会津に任じるに当って突如として百万石の大禄を与えたのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
実にその言葉のように、家康公はその臣下に大禄厚俸を与えなかった人で、その遺制は近代に及び明治維新前になって徳川氏の譜代大名が皆|小禄薄俸の徒であった為、真に徳川氏の為に力を尽くそうとする者の力が微小で勢いが弱く、終に関ヶ原の敗者である長州藩や薩摩藩等の外様大名の為に圧迫されたのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
成上がり者ながら、とにもかくにも千石という大禄を喰んでいるのです。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
いかにもな、七十三万石と申さばなかなかに大禄じゃからな。
三河に現れた退屈男 旗本退屈男 第五話 青空文庫