奈良漬
ならづけ
名詞
標準
vegetables pickled in sake lees
文例 · 用例
私たちは奥座敷といっても奈良漬色の畳にがたがた障子の嵌っている部屋で永い間とろろ汁が出来るのを待たされた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
「何もございませんけれど、」と、いや、それどころか、瓜の奈良漬。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
お妙が奈良漬にほうとなった、顔がほてると洗ったので、小芳が刷毛を持って、颯とお化粧を直すと、お蔦がぐい、と櫛を拭いて一歯入れる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「御免なせえ……お香のものと、媽々衆が気前を見せましたが、取っておきのこの奈良漬、こいつあ水ぽくてちと中でがす。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
奈良漬にする淺瓜を、堅瓜、此の堅瓜味よし。
— 泉鏡花 『寸情風土記』 青空文庫
どぶ酒に酔いしれたような、うぬが顔の色を、青丹よし、奈良漬けの香も嗅げぬ若草色に蒼ざめてくれるわ!
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
「これは昨日大阪の方からまゐりました奈良漬でございますけど、いかゞでございますか。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
彼女の郷里からと言って五升の清酒と一|樽の奈良漬が到着したのは、やはり、それから間もなくの事であった。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
作例 · 標準
奈良漬の独特の酒粕の香りとシャキシャキした歯ごたえは、白いご飯によく合う。
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お土産にいただいた老舗の奈良漬は、熟成された深い味わいがした。
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奈良漬はアルコール分が含まれているので、お酒に弱い人は食べる際に注意が必要だ。
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