米袋
こめぶくろ
名詞
標準
rice bag
文例 · 用例
谷のことだから、水を横に切っては、右側へ移ったり、左側へ寄ったりする、私の前には、猟師が、鍋や米袋をしょって行く。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
境内わきの、左手の庵室、障子を閉して、……たゞ、假に差置いたやうな庵ながら構は縁が高い、端近に三寶を二つ置いて、一つには横綴の帳一册、一つには奉納の米袋、ぱら/\と少しこぼれて、おひねりといふのが捧げてある、眞中に硯箱が出て、朱書が添へてある。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
境内わきの、左手の庵室、障子を閉して、……ただ、仮に差置いたような庵ながら構は縁が高い、端近に三宝を二つ置いて、一つには横綴の帳一冊、一つには奉納の米袋、ぱらぱらと少しこぼれて、おひねりというのが捧げてある、真中に硯箱が出て、朱書が添えてある。
— 遺稿 『遺稿』 青空文庫
水車小屋の裏口からY・Kが米袋を担いで出て来る――。
— 牧野信一 『サンニー・サイド・ハウス』 青空文庫
翌日から私達は、市場通ひの馬車を駆つたり、水車小屋で米袋を担いだり、田の草をとつたりする労働にたづさはりはじめて、健やかだつたが、あの時若し老婆に出遇はなかつたならば?
— 牧野信一 『川を遡りて』 青空文庫
米袋を担いだ石倉屋は竈の脇へ隠れて、また袋を降さず扉の外へよろめき出ると、しばらく梢を仰いで空想に耽り、思ひ返しては裏口へ入らうとする、さう云ふ見るからに思案にあまつた息苦し気な、とつおいつの動作を繰り返してゐた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
手拭の新しいので縫った小さい米袋に、ひとにぎりの米を入れ、なにかありあわせたおかずがあればそれも買物籠に入れて栄さんのところに出かけた。
— ――婦人民主クラブの生い立ちと櫛田ふきさん―― 『その人の四年間』 青空文庫
とっぷり暮れて越智町に入ったが、どの宿屋でも断られ、一杯元気で製材所の倉庫にもぐりこんで寝る、犬に嗅ぎ出されて困った、ろくろく睡れなかった、鼠に米袋をかじられた、――絶食野宿はつらいものである。
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
作例 · 標準
農家から直接買い取った30キロの米袋を、腰を痛めないように慎重に運ぶ。
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使用済みの丈夫な米袋をリメイクして、オシャレなトートバッグを作るのが趣味だ。
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精米所に持ち込まれた米袋には、生産者の名前と収穫時期が丁寧に記されていた。
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