一遇
いちぐう
名詞
標準
one meeting
文例 · 用例
すると、恋を語るには千載に一遇のこの曲に立ちあがる男女、………そして、僕も立ちあがると、馴染みの踊子のアストラカンの裾を踏むようにして、「――あの、栗鼠の毛皮の外套をつけた女を知ってる?
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
千載一遇のこの尊い体験を私たちは心から感謝してよい。
— ――震災手記断片―― 『竹林生活』 青空文庫
斯の千載一遇の好機会に当り、同胞にして若し悠久の光栄を計らず、徒らに一時の旗鼓の勝利と浮薄なる外人の称讃に幻惑するが如き挙に出でしめば、吾人は乃ち伯叔と共に余生を山谷の蕨草に托し候はむかな。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
けれども、今こそ千載一遇の時節が到来したのです。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
真に千載一遇である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
私達は川下の西瓜畑の一遇に掘立小屋を営んで、彼等を軽蔑しました。
— 牧野信一 『船の中の鼠』 青空文庫
お前が僕だったら、こんな千載一遇の機会をのがすかね」「はい。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
平生政見を異にした政治家も志を一にして公に奉じ、金を守るにもっぱらなる資本家も喜んで軍事公債に応じ、挙国一致、千載一遇の壮挙は着々として実行されている。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
彼は旅先で、思わぬ形で旧友と一遇した。
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その「一遇」が、後の共同研究のきっかけとなった。
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深山で、滅多に見られない幻の花に一遇した時は、言葉を失った。
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このような才能に一遇できることは、指導者としてこの上ない喜びだ。
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