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ぱっぱと

ぱっぱと異読 ぱぱっと
副詞
1
標準
quickly
文例 · 用例
母がぱっぱという出任せのわが子に対しても見境いない憎悪の言葉を耳に咎めて、反射的にたしなめるそのことが一時の忠義立てや侠気の做す業にしても、も一つその底の慾には朝夕虐げられつけている母に向って一ときでも立優った気持になり姐御になり度いのでございましょう。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
独法師のお島は、草履や下駄にはねあがる砂埃のなかを、人なつかしいような可憐しい心持で、ぱっぱと蓮葉に足を運んでいた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
姉や妹に限らず、養家へ出入する人にも、お島はぱっぱと金や品物をくれてやるのが、気持が好かった。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
「好い気になって余りぱっぱと使うなよ」 お島が方々札びらを切って、註文して来た酒や天麩羅で、男達はやがて飲はじめた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
夏になるとあっぱっぱと云うのが流行りますが一風景です。
林芙美子 着物雑考 青空文庫
」 うすら禿の頭の地まで真赤にし、ぱっぱと唾を反っ歯の合間から撥きだしながら、そんなにも昂奮してみせるのであるが、じつはこの父親も、一度は眼鏡屋を訪れてみたのであった。
本庄陸男 白い壁 青空文庫
ほんに、私も貧乏な懐で、金のぱっぱと出入する東京には、行きとうない。
宮本百合子 栄蔵の死 青空文庫
ほうきの先でぱっぱとごみをたてる流の掃き方はいけません。
羽仁もと子 女中訓 青空文庫