切り粉
きりこ
名詞
標準
chips or shavings left after cutting wood or metal with a saw, etc.
文例 · 用例
そしてその女は自分が咳をしてから庭の方を向いたのを勘違いして、てっきりこれは「心臓へ来た」と思ってしまったのだと吉田は悟ることができた。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
僕たち早く結婚したいもんですね、早く春になれぁいいんですね、僕のところのぶっきりこに少しも知らせないでおきましょう。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
僕たちのまわりにいるやつはみんなばかですね、のろまですね、僕のとこのぶっきりこが僕が何をあなたに言ってるのかと思って、そらごらんなさい、一生けん命、目をパチパチやってますよ、こいつときたら全くチョークよりも形がわるいんですからね、そら、こんどはあんなに口を曲げていますよ。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
きりきりここへ出しなさい。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
てっきりこいつ大詐欺に極まった。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
これはもう、はっきりこの世に二度と来ないものだ。
— 太宰治 『一日の労苦』 青空文庫
いねむりのじゃまをした子どもたちを、さむらいがきりころすと思ったのです。
— 新美南吉 『飴だま』 青空文庫
私はそれを、たしかに予感してゐるのであるが、それが何であるか、形にあらはして、はつきりこれと読者に誇示できないのが、くやしくてたまらない。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫