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利口者

りこうもの
名詞
1
標準
clever person
文例 · 用例
細川忠興が会津の鎮守を辞退したというのは信じ難い談だが、忠興が別に咎立もされず此の難い役を辞したとすれば、忠興は中々手際の好い利口者である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
新子ちゃんは、利口者よ。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
世間並のお世辞上手な利口者なら町内の交際ぐらいは格別|辛くも思わないはずだが、毎年の元旦に町名主の玄関で叩頭をして御慶を陳べるのを何よりも辛がっていた、負け嫌いの意地ッ張がこんな処に現われるので、心からの頭の低い如才ない人では決してなかった。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
が、乙羽は三唖と違って如才ない利口者だったから、三唖のように紅葉の機嫌を損じるような事は做なかったし、背後に資本家の博文館を背負っていたから紅葉の方でも遠慮していた。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
子供の時から利口者の幸吉は、また感心に親孝行でもあつた。
水野仙子 醉ひたる商人 青空文庫
二 黒い表紙の書物 この書物に書いてある事は、世界一の利口者と世界一の馬鹿者との身の上に起った、世界一の不思議な面白いお話しである。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
貴様の先祖から代々貴様までも、根も葉もない作り事をして、俺にこのような貴い有り難い宝物を近づけぬようにして、自分だけ世界一の利口者になろうとしているのだ」「いえ、決してそんな事は御座いませぬ。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
それに一種の意味を含ませて、さすがに川上は利口者だと褒めるような嘲けるような批評を下した人が多かったが、天下取りの前祝いをする者さえあるなかで、葬儀を終始熱心に手伝いをした彼の行動を、いたずらに白い眼でのみ見るのは穏当でない。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
作例 · 標準
困難な状況でも冷静に損得を計算し、一番安全な道を選ぶ彼はなかなかの利口者だ。
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「世の中は正直者が馬鹿を見て、利口者が得をするようにできている」と、彼は自嘲気味に笑った。
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あの犬は自分でドアの取っ手を回して開けてしまうほどの利口者で、近所でも有名になっている。
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