紅紙
こうし
名詞
標準
文例 · 用例
路の左右と真中へ、草の中に、三本の竹、荒縄を結渡したのが、目の前を遮った、――麓のものの、何かの禁厭かとも思ったが、紅紙をさした箸も無ければ、強飯を備えた盆も見えぬ。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
成都に遊ぶに及び、木行街を過ぎりしに、市肆に大署して曰ふあり、郭家鮮翠紅紙鋪と。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
二 フロイスと朝山日乗との衝突 その出発の前日、一五六九年五月六日(永禄十二年四月二十日)フロイスは、ロレンソたちを伴い、シナの大型紅紙一束、蝋燭一包を携えて、別れの挨拶に信長を訪ねた。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
あれ以来は、紅紙のお牌にお名前をしるし、朝夕お線香を上げて娘と拝んでおりました。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫