伊佐木
いさき異読 いさぎ・イサキ・イサギ
名詞
標準
chicken grunt (Parapristipoma trilineatum)
文例 · 用例
「君が見ないさきに僕が拝見するのは失礼だと思ったから、ほんのちらと瞥見したばかりだが、でも、桜の花のような印象を受けた。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
鶯の鳴くやちいさき口開けて 単純な印象を捉えた、純写生的の句のように思われる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それで、時々の余震はあっても、その余は平日と何も変ったことがないような気がして、ついさきに東京中が火になるだろうと考えたことなどは綺麗に忘れていたのであった。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
山の祖神の翁はまだ山に近付かないさきから山の林種はこれ等で装われていることを、陽に映ゆる山緑の色調で見て取った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
」カムパネルラが、不思議さうに立ちどまって、岩から黒い細長いさきの尖ったくるみの実のやうなものをひろひました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
ついさき頃まで熱心に通っていた女郎のことなど、けろりと忘れてしまって、そんなことを頻りに話していた。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
あまりに慾張って、肥料を吸収しすぎた麦は、実らないさきに、青いまゝ倒れて、腐ってしまう。
— 黒島傳治 『愛読した本と作家から』 青空文庫
」松木が答えないさきに、武石が脚もとから正宗の四合|罎を出して来た。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
作例 · 標準
今日の特別メニューは、脂の乗った伊佐木の塩焼きです。
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梅雨時期に旬を迎える伊佐木は、刺身でも煮付けでも美味しくいただけます。
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朝市で、漁師が獲れたての伊佐木を並べていた。
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「ねぇ、この魚、なんていうの?」と聞くと、「伊佐木だよ。焼くと旨味が出るんだ」と店主が答えた。
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