常備軍
じょうびぐん
名詞
標準
standing army
文例 · 用例
思うに日本のような特殊な天然の敵を四面に控えた国では、陸軍海軍のほかにもう一つ科学的国防の常備軍を設け、日常の研究と訓練によって非常時に備えるのが当然ではないかと思われる。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
)約二十九万人の常備軍(武力)と、私有財産制を守るために張りめぐらされた警察力とを以て、勤労大衆を抑圧し、半封建的、半殖民地的搾取をつづけつつある一握りの少数者によって「搾取のためにつくられた強制のための特別の機構」こそ、絶対主義的、軍事的、警察的天皇制の帝国主義日本国家である。
— ――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』 青空文庫
そこで亂後もその義勇兵(勇兵)をその儘に保存して、一團の常備軍が出來上つた。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
今を去ること一八〇〇年前オーグストス・シーザーがローマ帝王の位に即くや、その四境を守衛するの兵士は五十万に出でざりしも、今や当時においてローマ帝国の一州一郡たりし欧州諸国の常備軍なるものは、はたしていくばくかある。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
かくのごときの常備軍はもちろん無代価にて平時に整えおくことあたわず。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
かの常備軍はもとより防御の精神より設けたるものなりといえども、敵を防ぐの刀剣は一転して敵を攻むるの刀剣たるがごとく、また一変して攻略の精神となすを得るものなり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
かのいわゆる果合いなるもの行なわれたるはわが封建武士が双刀を横たえたるのときにおいてもっともはなはだしかりしを知らば、欧州将来の果合いもまた莫大なる常備軍あるがためなるなきを知らんや。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
けだし欧州の歴史において常備軍の制度の創始したるは実にかの富が兵に向かって一着の勝を占めたるものなりといわざるべからず。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
作例 · 標準
その国は徴兵制を廃止し、専門の訓練を受けた常備軍へと移行した。
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常備軍の維持費が国家予算を圧迫し、増税を余儀なくされる状況だ。
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国境付近には、不測の事態に備えて常に大規模な常備軍が配置されている。
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