兜を脱ぐ
かぶとをぬぐ
表現動詞-五段-ガ行
標準
to accept one's inferiority
文例 · 用例
議論している間、欠伸ばかししているか、煙草ばかしふかしておれば、相手は兜を脱ぐにきまっている。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
一生を暗い山奥に終らなければならないので、さすがの道楽者も甲府勝手と聞くとふるえあがって、余儀なく兜を脱ぐのが習いであった。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
そしたら俺しもお前に未練なく兜を脱ぐがな」 父のこの言葉ははっしと彼の心の真唯中を割って過ぎた。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
あの優しい目がそろつたら俺も兜を脱ぐが。
— 牧野信一 『木枯の吹くころ』 青空文庫
正直に兜を脱ぐのが第一だな」「兜をぬぐとはどうすることだ?
— 坂口安吾 『西東』 青空文庫
おれが語り聞かした上で、それと合点がゆきゃあ、なるほど、百、手前の腕は片一方だが、両腕のあるおれが恐れ入ったものだ、見上げたものだと、ここに初めて兜を脱ぐに違えねえ」「何を言ってやがるんだ」「まあまあ、緒から引き出して話をする。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
牛は、まことに怜悧であって、顔を合わせた瞬間、敵の気力と闘志を見て、敵わずとさとれば、戦わずして兜を脱ぐものだそうである。
— 佐藤垢石 『越後の闘牛』 青空文庫
文明開化の今日、武家の内職として先祖の始めた時勢おくれの製薬なぞが明日の役に立とうかと言い、もっと気のきいたことをやって見せると言って家を飛び出して行った弓夫にも、とうとう辛抱強い薬方の前に兜を脱ぐ時がやって来た。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
彼の圧倒的な実力を見て、ついに私も兜を脱いだ。
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議論の末、相手の論理的な説明に、彼は兜を脱がざるを得なかった。
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数々の挑戦を経て、ようやくライバルに兜を脱がせることに成功した。
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標準
to give up
作例 · 標準
複雑なプログラミング課題に丸一日取り組んだが、結局兜を脱いで助けを求めた。
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登山で悪天候に見舞われ、山頂アタックを断念し、兜を脱いで引き返すことにした。
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彼は頑固に自分の意見を主張していたが、周囲の説得に兜を脱ぎ、最終的に譲歩した。
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