訝しげ
いぶかしげ
形容動詞
標準
quizzical
文例 · 用例
女客も声のした方を訝しげに見る。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
蟹田なる鍛冶の夜業の火花闇に散る前を行過ぎんとして立ちどまり、日暮のころ紀州この前を通らざりしかと問えば、気つかざりしと槌持てる若者の一人答えて訝しげなる顔す。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
」とさも訝しげに、番頭の顔を熟と見ていう。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
」とさも訝しげに時次が謂えば、「まあ、あられもない扮装をしてどうしたというのだろう。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
画家は訝しげに部屋の中を瞶めた。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
こちらを訝しげに見つめる目からは怯えと気難しさがうかがえ、無言で立ち上がりもせずに手で椅子ふたつを示した。
— THE CROOKED MAN 『曲れる者』 青空文庫
同じく妙な災難はインド人の部屋でも起こった――相手は無口で小柄な鉤鼻の男で、我々を訝しげに眺め回したが、ホームズによる建物の素描が終わりを迎えるとあからさまに喜んでいた。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
レストレードは拾い上げて、訝しげに目を見開いた。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
作例 · 標準
彼は私の説明を聞きながら、訝しげな表情を浮かべた。
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謎の箱を前に、猫は訝しげに首を傾げた。
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店員は、値札のない商品を持ってきた客を訝しげに見た。
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