捥る
もぎる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to pluck (e.g. an apple)
文例 · 用例
また庭に引出して水をやあびせられむかと、泣叫びてふりもぎるに、おさえたる手をゆるべず、「しっかりしろ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
また庭に引出して水をやあびせられむかと、泣叫びてふりもぎるに、おさへたる手をゆるべず、「しつかりしろ。
— 泉鏡花 『竜潭譚』 青空文庫
が口も利かないでフイと門を、人から振もぎる身躰のやうにづん/\出掛けた。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
」「台湾坊主で、あの丸髷はかつらなんだ」 と言ふと、吃驚してネ、そのまゝ酔も何もさめ果てゝしまつて、「帰らう、帰らう」 と言つて、どんどん帰り仕度して、女のとめるのを振りもぎる様にして、逃げて来たことがあつたよ。
— 関根金次郎 『本因坊と私』 青空文庫
その頃、偶然のことで余に見つかると彼は、火のやうに赤くなつて、踊りの最中、相手を振りもぎるがいなや湯殿の中にかくれて、どうしても顔を現はさなかつたことがあつた。
— 牧野信一 『西瓜喰ふ人』 青空文庫
驚いてふりもぎる、拍子に体が宙がえりを打って図らず見えた腹に何か白いものがついて居る。
— 宮本百合子 『樹蔭雑記』 青空文庫
俺は酔っているんじゃねえぞ」 尚も管を巻くのを、洋服男は堪えかねて上衣を掴んだ手を振りもぎると、酔払いはよろ/\とよろめいて危く転びかけたが、やっと踏み止まると、さあ承知しない。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
彼はその眼から、自分と自分を引きもぎるようにして、鈎の手の廊下で半ば離室になってる自分の室へ退いた。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
作例 · 標準
熟したブドウの実を、房からもぎるようにして食べた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は力強くリンゴの枝をもぎり、地面に落とした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供たちは庭のベリーを競い合って、手でもぎっていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash