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弐百

にひゃく
名詞
1
標準
文例 · 用例
まさか、いい旦那がついたから、とも思いませんが、私は花江さんの通帳に弐百円とか参百円とかのハンコを押すたんびに、なんだか胸がどきどきして顔があからむのです。
太宰治 トカトントン 青空文庫
入浴、私の体重十四〆弐百、折から安売の玉葱に換算すればまさに壱円四十弐銭の市価(二等品で一〆十銭だから!
種田山頭火 其中日記 青空文庫
そこで心得た画家は弐百円の竹、五百円の竹、千円の竹といふ事の価格的な価値を手間賃に換算して或る時は筆を入れ、或る時は筆をぬき、時にはおそろしく密画を画くことも心得てゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
もう一ヵ月もすれば百や弐百の金は手に這入る見込があるから」と道也先生は何の苦もなく云って退けた。
夏目漱石 野分 青空文庫
「本は売れたのですか」「まだ売れないよ」「もう一ヵ月も立てば百や弐百の金は這入る都合だとおっしゃったじゃありませんか」「うん言った。
夏目漱石 野分 青空文庫
どんなものか知らぬが弐百五拾円という突飛な価には驚かされる。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
年金を受くる資格ある者は、年収入三十一ポンド十シリング(約参百拾五円)に達せざる者にして、その受くるところの年金額は収入の多少によりて等差あれども、年収入二十一ポンド(約弐百拾円)に満たざる者は、すべて一週五シリング(一個月拾円余)の割合にてその年金を受く。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
例えばその時に浴衣一枚を質に入れゝば弐朱貸して呉れる、之を手離して売ると云えば弐朱と弐百文になるから売ることにすると云うような経済法にして、且つ又私は写本で銭を取ることもしない。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫