玲瓏
れいろう
形容詞-たる副詞-と
標準
clear
文例 · 用例
〔われかのひとをこととふに〕宮沢賢治われかのひとをこととふになにのけげんもあらざるをなにゆゑかのとき協はざるクラリオネットの玲瓏をわらひ軋らせわらひしや
— 宮沢賢治 『〔われかのひとをこととふに〕』 青空文庫
霊山の雲霧のごとく立昇る湯気の中に、玲瓏玉を溶かせるごとき霊泉の中に紅白の蓮華が一時に咲き満ちたような感じがしたのであった。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
晴れた日は全山を玲瓏と人の眼に突付けて、瑕もあらば、看よ、看よと、いってるような度胸のよい山の姿である。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
幸に君達の生命も玲瓏乎としてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
しかもあれ春のをとめら、 なべて且つ耐へほゝゑみて、水銀の目盛を数へ、 玲瓏の氷を割きぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
四|面玲瓏、峯秀で溪幽に、亦と類なき奇石であつたので、雲飛先生涙の出るほど嬉しがり、早速家に持ち歸つて、紫檀の臺を造え之を安置した。
— 國木田獨歩 『石清虚』 青空文庫
つい、近ごろにアインシュタインが突然第二の扉を蹴開いてそこに玲瓏たる幾何学的宇宙の宮殿を発見した。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
骨の中の髄漿と申しましょうか、明瑩々、玲瓏そのものであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
冬の夜空は空気が澄み渡り、星々が玲瓏と輝いていた。
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彼女の歌声は、一点の曇りもない水晶のように玲瓏としていた。
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その文章は、無駄なく研ぎ澄まされ、玲瓏たる輝きを放っている。
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