寝聡い
いざとい
形容詞
標準
文例 · 用例
ただの学者、政治家と思われている人でも、いざという時には、非凡な武技を発揮した。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
キリストだって、いざという時には、やったのだ。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
千葉を遁げる時からたしなんだ、いざという時の二品を添えて、何ですか、三題話のようですが、凄いでしょう。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
」いざという場合には、自分の方が、一枚うわ手だと確信している陳長財は、冷かすように囁いた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
「いざという場合に柵がはずれなんだりすると大変だぜ。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
おれたちの仕事はな、地殻の底の底で、とけてとけて、まるでへたへたになった岩漿や、上から押しつけられて古綿のやうにちぢまった蒸気やらを取って来て、いざといふ瞬間には大きな黒い山の塊を、まるで粉々に引き裂いて飛び出す。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
おれたちの仕事はな、地殻の底の底で、とけてとけて、まるでへたへたになった岩漿や、上から押しつけられて古綿のようにちぢまった蒸気やらを取って来て、いざという瞬間には大きな黒い山の塊を、まるで粉々に引き裂いて飛び出す。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
大家族の総領娘として育ったかの女には、いざというとき、こんな大ふうな呑み込んだ度胸が出た。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫