追い返す
おいかえす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to drive away
文例 · 用例
いくら月夜でも、これから夜道を追い返すわけにも行くめえ。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
自分ひとりなら、無理も云えるのだが、といって、娘を追い返すわけにもいかない。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
が、こんなまずい弁当を作ってくれたら、おれはもうこの女を東京へ追い返すことは出来なくなった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
『あんまり見っともない真似をすると、ほんとに追い返すわよ。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
第一岩谷もあの時分お金に困っていたんだか何だか、解決するなら前借を払うのならいいんだけれど、そうでもないし、帰るも帰らないも私の肚一つだというんだから、わざわざお母さんまで来たのに、追い返すのもどうかと思って、一緒に帰ってしまったの。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
ドケナ(如何なる)名士が来ても頭ゴナシに叱り飛ばして追い返すという話じゃったが、俺は南洲の遺愛の机の上に在る大塩平八郎の洗心洞※記を引っ掴んで懐中に入れて来た。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
もうどんなことがあっても、一通りの事情を話して、いやでも応でも、ホームズの助力を得ようと、その婦人は死に物狂いの決心をきめて来たので、引きずり出しでもすればともかく、さもなければ、もうとても追い返すことなどは出来そうも無い容子であった。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
相手が普通の押借りであるならば、一人|頭五両ずつも呉れてやって、体よく追い返す目算であった番頭も、人間の首、殊に異人の首を眼のさきへ突きつけられて、俄かに料簡を変えなければならなくなった。
— 異人の首 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句