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大鉈

おおなた
名詞
1
標準
large sturdy broad-bladed knife, used in woodcraft and hunting
文例 · 用例
すわといったらその大鉈で相手のまっこうを殴わしてやろうと、ひそかに身構えをしたが、それが相手にはちっとも感じないらしいので、重兵衛もすこし張合い抜けがした。
岡本綺堂 木曽の旅人 青空文庫
採菊翁自身が執筆の部分はどうだか知れないが、榎本君が担当の部分にも余程の大鉈を加えられていたらしかった。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
彼等は、大鉈をふるつて、格闘をする者のやうな動作で忽ち大木の枝を払ひ落した。
牧野信一 山を越えて 青空文庫
層雲俳句に対していつも慊らなく感じることは、野性味のないことである(野心的な句はさうたう見うけるが)、小さいナイフのやうな句ばかりで大鉈のやうな句がない。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
手に大鉈を持っている。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
彼はこの紋章と、大鉈で断り払ったかと見えるテーブルに似た岩山が、晴れた空にくっきり聳え立った父の村里の風景とを思い合せるごとに、それが先祖の頭から消えたことのなかった日日の生活の背景かと思い、月の射す夜など砦の石の崩れも泛んで感傷を覚えた。
横光利一 旅愁 青空文庫
傍には、古材木が重み積ねてあり、鋸や大鉈小鉈が揃えてある。
豊島与志雄 楊先生 青空文庫
野営地に着く早々、天幕を張れというのを聞き入れず、大鉈を揮って頃合いの木を伐り、四本の柱と四本の横木を用いて骨組を済すと、枝を籠目に編んで四方を囲い、白檜の皮を巧に剥ぎ取って屋根を葺き、羽目を当て、床を張り、ものの四十分と経たぬ中に一坪余りの小屋が出来上る。
木暮理太郎 鹿の印象 青空文庫
作例 · 標準
例句