大荷物
おおにもつ
名詞
標準
large amount of baggage
文例 · 用例
高原でひとまず人夫を返し、荷馬車に大荷物を頼んでテクル事にした。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
斷面には縱横に切れ目があつて恰も十文字に繩を掛た大荷物が問屋の庭に積み揚げられたやうな形である。
— 長塚節 『鉛筆日抄』 青空文庫
慶一も、ワラも、山崎も、こうした大荷物を、非常口につけたステイションワゴンから、部室に運ぶのを手伝わされた。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
大荷物を抱えて日本に帰り着いたとき、古川の胸にはやってみたいさまざまなビジネスのプランが湧き出していた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
大荷物を抱えた私は、積重なった古船材の端に腰を下して、白っぽく光っている水平線を視詰めていた。
— 松本泰 『日蔭の街』 青空文庫
待兼ねたるは妻君よりも客の大原、早く我が頼み事を言出さんと思えども主人の小山|携え来れる大荷物を披くに忙しくて大原にまで手伝いを頼み「大原君、君もそっちの縄を釈いてくれ給え、僕は今度|到る処の名物を買い込んで来たよ。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
屑のような大荷物は焦げたところで大事ない」 すっかり血相の変った父はそのまま家をとびだして茶屋酒にひたり、何日も帰らぬ日がつづく。
— その十七 狼大明神 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
一俵十五貫なら百五貫だが、戦後のカツギ屋風景を見ると小ッチャクて、ヤセッポチのお婆さんやオカミサンが二十貫ちかいような大荷物をかつぎあげてそろって潰れもせずに歩いているから、女の背中と腰骨は特別なのかも知れない。
— その十九 乞食男爵 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
例句