売文
ばいぶん
名詞
標準
hack writer
文例 · 用例
故にもし諸君が意志するならば、芸術は売文のためであってもよく、ミツワ石鹸の広告のためであってもよく、或は共産主義の宣伝のためでもよく、社会風規の匡正や国利民福のためでも好い。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
十一 猿寺の侘住いに遷った香以は、山城河岸の店から受ける為送の補足を売文の一途に求めた。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
香以は今芸人等と対等の交際をする身の上になって、祝儀と云うものは出さぬが、これに饗する酒飯の価は聊の売文銭の能く償う所ではなかった。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
これぞ売文業者の割り切り、プロ根性と感心すべきかなとも思ったが、書く側に回ってもオレにはやはりそんなご立派な真似はできやしない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そして売文業者であるオレの原稿は、没を食らわないかぎり編集者の手をへて雑誌なりなんなりのページを汚してきた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
女の羽ばたきの弱さを売文する林芙美子。
— 詩集(11)文壇諷刺詩篇 『小熊秀雄全集-12』 青空文庫
私は其時独身ではあったし、夫れに私の商売なるものが――商売というのも烏滸がましいが、売文に依って口過ぎを為し――それも通俗物の小説などで――生活を営んで居ったので、何処へ住もうと随意であった。
— 国枝史郎 『温室の恋』 青空文庫
僕などは売文に餬口する為に年中|※忙たる思ひをしてゐる。
— 芥川龍之介 『野人生計事』 青空文庫
作例 · 標準
彼は貧しい生活を送るため、自らの文章を売文していた。
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その文士は、生活費を稼ぐために依頼された原稿を売文した。
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売文で生計を立てるのは、決して簡単なことではない。
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