手を取る
てをとる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to take someone's hand
文例 · 用例
ことわって置きますが、たとい夜なかにどんなことがあっても、かならず顔をあげてはなりませぬぞ」 手を取るようにして蚊帳のなかへ押し込まれて、お蝶は雪のように白い衾につつまれた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
」 と緊乎と手を取る、と急に樣子が變つて、目をしばたゝいたのが、田舍の娘には、十分愁が利いたから、惚拔いて居る男の事、お秋は出來ぬ中にも考慮して、「小助さん、濟みませんが、其だけれど私お鳥目は持ちません。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
」「荷を棄てても手を取るやうに。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
つつと出で、そこに、横を向いて立ったる白糸を一目見て、思わず手を取る。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
※いえど此方は水鳥の浮寝の床の水離れ、よしあし原をたちかぬれば、この間に早瀬手を取る、お蔦振返る早瀬もともに、ふりかえり伏拝む。
— 泉鏡花 『湯島の境内』 青空文庫
だが、鼈四郎は、蛍雪の相手をする傍ら、姉妹娘に料理法を教えることをいい付かり、お絹の手を取るようにして、仕方を授ける間柄になって来ると、鼈四郎は心易いものを覚えた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
その時肩を落して、美女が手を取ると、取られて膝をずらして縋着いて、その帯のあたりに面を上げたのを、月を浴びて※長けた、優しい顔で熟と見て、少し頬を傾けると、髪がそちらへはらはらとなるのを、密と押える手に、簪を抜いて、戦く医学生の襟に挟んで、恍惚したが、瞳が動き、「ああ、お可懐い。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
」 と手を取るに、さりとも拒み得で伴われし。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
作例 · 標準
不安そうな子供の手を取り、ゆっくりと歩き出した。
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ダンスフロアで、彼が私の手を取ってリードしてくれた。
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道を渡るお年寄りの手を取り、安全に渡るのを手伝った。
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