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皆悉

かいしつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
然るに南方の文帝、元嘉の年中、京洛の婦女子、皆悉く愁眉、泣粧、墮馬髻、折要歩、齲齒笑をなし、貴賤、尊卑、互に其の及ばざるを恥とせり。
泉鏡太郎 唐模樣 青空文庫
先驅の光が各自の顏を微明るくして日が地平線上に其の輪郭の一|端を現はさうとする時間を誤らずに彼等は揃つて念佛を唱へる筈なので、まだ凡てが夜の眠から離れぬ内に皆悉口を嗽いで待つて居ねばならぬのである。
長塚節 青空文庫
彼等は皆悉くおれの用を達しに来た者である。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
してみると、沖縄の人民の大多数は皆悉くこの迷信に囚われた者であります。
伊波普猷 ユタの歴史的研究 青空文庫
かくして法世の教法政法皆悉く互性活眞の蹂躙に委せられ、法律の權威も道徳の尊嚴も遂に三文の價値なしとせらるるに至るのである。
狩野亨吉 安藤昌益 青空文庫
それから歐羅巴では八世紀の中頃即ち七百二十年頃東ローマのレオ・イソーリアンと云ふ法王が偶像を禁止する法令を發して、他宗を皆悉く滅してしまふと云ふ運動を起した。
竹越與三郎 日本の眞の姿 青空文庫
今浄土宗の心は、観経前後の諸大乗経をとって、皆悉く往生の行のうちに摂している。
中里介山 法然行伝 青空文庫
皆知るところ、いづこにも今や戰利の殘りなし、城市を掠め獲たる物、皆悉く頒たれぬ、 125今また之を奪ひなば誰か不法と咎めざる?
ILIAS イーリアス 青空文庫