彩光
さいこう
名詞
標準
coloured light
文例 · 用例
木の芽と太陽とは惜気もなく早春の彩光を撒き散らして時間はまたたく間に経つ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
帝都は彩光に輝き、港灣は滿艦飾した。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
発見――と云うと大袈裟だが、実際そう云っても差支えないほど、この画だけは思い切って彩光の悪い片隅に、それも恐しく貧弱な縁へはいって、忘れられたように懸かっていたのである。
— 芥川龍之介 『沼地』 青空文庫
臙脂色の千鶴子の姿が尾根の上に全貌を現したときは、来た峰の上に折れまがった長いその影を取り包んで、七色の彩光が氷の面面に放射していた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
かの大雲塊でさえ容易ならぬことだのに、時偶、姿をあらわす外輪四山の山巓が、それぞれちがった色の綺らびやかな彩光をはなつのだ。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
すなわち、紅蓮峰は紅にひかり、さらに、白蓮、青蓮、黄蓮と彩光どおりの名が、それぞれの峰につけられている。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
でここに「絵入ロンドン・ニュース」の短文ではあるが、第一回「天母生上の雲湖」探検記を隊長ダネックが寄せたなかから、彩光に関する部分を抜きだして掲げてみよう。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
私たちはいま、ここが人界の終点だろうと思うバダジャッカの喇嘛寺で、いまに現われるという彩光をみようとしている。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
作例 · 標準
ステンドグラスを通した彩光が、教会内部を幻想的に照らしている。
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舞台照明の彩光によって、役者の感情がより一層引き立つ。
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宝石のカットによって、様々な角度から美しい彩光が放たれる。
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