鋳込む
いこむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to cast in a mold (mould)
文例 · 用例
さりとて信仰なしに宗教の規範や形式に自身を鋳込むのも空々しかったし、何か学術の研究に没頭するというのも、柄にないことであった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
」 彼等は、残飯桶の最後の一粒まで洗面器に拾いこむと、それを脇にかかえて、家の方へ雪の丘を馳せ登った。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
もがけば、もがくほど喰いこむ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
刹那に、躍り出た仲間は娘を車中へさらいこむ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
短い日に戸をたてる信子は舞いこむ木の葉にも慴えるのだった。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
あの男はこうと思いこむと事情も顧みないで実行に移る質だ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
ぼくはその瞬間彼女を浮気な女だと思いこむことを止そうと思った。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
また、彼女が意識的に彼を誘惑したので無いとすれば、そう思いこむことは、そんなに自らをいつわることにならなかった筈と思われる。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4