こよない
こよない
形容詞
標準
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文例 · 用例
レオナルドオのあの鋭くして柔軟な素描を残したジエロニモこそ世にもこよない物である。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
恰も懸案になつて居た大劇場・小劇場問題が曲りなりに解決して、技術の修練を積み、芸目を増す必要に迫られた青年役者の為には、こよない機運が開けて来たことになる。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
が、一思いに仕止められたら、彼等はこよない幸福者――なぜ、今しばし浮世に生じ置いて、心の苦痛を嘗めさせてやろうとはしないのじゃ?
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
橄欖という果の実、木の皮をしぼって作ったという、香いのよい、味のいい、すばらしい油――富みたるものは、それを皮膚のくすりとして塗りもすれば、料理にも使って、こよない自慢にしているのだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
様子の違つた驕慢のために、はじめて花をひらいたやうな肉体であり、その花を無残にむしり、踏みちぎるのがこよない愉悦を彼に予約してくれる。
— 坂口安吾 『老嫗面』 青空文庫
みな座にもどった時に誰の胸にも、筒井が坐ったまま謙遜に鶴を見送っていた落着きをこよない静かさに感じていた。
— 室生犀星 『津の国人』 青空文庫
そういう哀れさや、みじめさのなかに見い出される美しさや真実が、私にはこよないものに思われるからだ。
— 太宰治との愛と死のノート 『雨の玉川心中』 青空文庫
作例 · 標準
彼女にとって、これほどこよない喜びはなかった。
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最高の天気で、こよないドライブ日和だ。
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これほどこよない幸福は他にないだろう。
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