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描座

描座
名詞
1
標準
文例 · 用例
秘法盗「今、あわてて逃げだした男女は、久米一の娘の棗さんと絵描座に仕事をしている、兆二郎という若造ですぜ」 と窯焚きの百助、いまいましそうに鼻をこすった。
吉川英治 増長天王 青空文庫
「ああ絵描座の兆二郎か、年は若いが、だいぶ仕事の筋はいいそうではないか」「そりゃ絵筆も巧者でしょうが、女にかけてもするどい野郎で、いつの間にか、師匠の娘とあの通り乳繰合っているんです」「まあいいではないか、いずれ久米一も娘の棗に、婿をとらねばならぬ身だ」「え!
吉川英治 増長天王 青空文庫
恋燐火 絵描座と呼ぶのは、陶器絵かきの細工部屋、奥の静かな一間である。
吉川英治 増長天王 青空文庫
それが絵描座の兆二郎であることはいうまでもないが、その部屋へ入るとやがて、兆二郎の姿はどこかへ消えてしまう。
吉川英治 増長天王 青空文庫
しかし、久米一より大事な罪人、絵描座の兆二郎と、娘の棗の姿は、捕手が入った時すでに、影も形も見えなくなっていた。
吉川英治 増長天王 青空文庫
描座の兆二郎と、久米一の娘、棗であった。
吉川英治 増長天王 青空文庫