たげる
たげる
動詞-一段補助動詞
標準
to do for (the sake of someone else)
文例 · 用例
こういう無意識の口移りは付け句には警戒されたのが三句目四句目にうっかり頭をもたげる例も少なくない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
心得て置く事で……はさんでは棄てる蛇の、おなじ場所に、おなじかま首をもたげるのも、敢て、咒詛、怨靈、執念のためばかりではない事を。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
それで、どうした」「この通り……」と、松吉は笑いながら木魚に手をかけてもたげると、木魚には底蓋があった。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
いきなり、あんた首筋真っ黒じゃないの、洗ったげるわと言って手を伸ばして……」 鶴雄の首を抱こうとした……というのである。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
」「いや、喋るわ」「選挙はもう済んだぜ」 それには答えず、お加代は、「あんた御馳走したげるのはいいけど、寝てる子起すようにならない……?
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
併し、陶酔しなければならぬと思うことが、陶酔をさまたげることになるし、卒直に言えば、ぼくはその秘かな喜びに苛立っていたのだ。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
彼女は、自分のために貴方が大事な姪の幸福をさまたげるのなれば、自分は犠牲になるといった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
古川という電球屋はしかし、暫く廃球を調べてから、おまはんの事やから、まあ一銭で買うたげる、といってくれた。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
作例 · 標準
友達が困っていたので、自分が代わりにその仕事を引き受けて、たげてやった。
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