瑞雲
ずいうん
名詞
標準
auspicious clouds
文例 · 用例
八雲立ちといひたまはで、八雲立つと言い切り玉へるも彼の奇しき瑞雲に驚かせ給へる語勢なりなどいへる、ことに奇しき言なり。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
慧鶴が清水の土地を思い切り、美濃の檜木の瑞雲寺へ入って馬翁という詩僧に従ったのは、勿論、娘と得体の判らぬ心理の関係にある、その境地から逃れよう為もあったが、僧でもなく俗でもない身持で、風雅に対してだけ快楽を求める生活が、俄に不安を増して来たからだった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
美濃の大垣の町から西北に当って、町へは一日のうちに往来出来る里程のところに在る檜木村の瑞雲寺へ来てみると、聞きしにまさる破れ寺で、寄宿して勉強するのは許して呉れたが、台所向きは苦しそうで、待遇は随分ひどかった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
夏の初めから夏安居に入って、破れ寺の瑞雲寺でも型ばかりの結制を行っていた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
出来上がったのが四月……桜の花の散る頃でありました(手伝わせた弟子には林美雲氏も山本|瑞雲氏もおりました。
— 皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
また山本瑞雲氏は現存で今日盛んに活動しております。
— 皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
この人は元萩原国吉といいましたが、後に実家の山本姓に復し号を瑞雲と改めました)。
— 皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
そこで、私は自分の名札を出し、住所氏名を改めて名乗り、これから自分で狆を伴れて行こうかと思いましたが、貴君の書き附けを持ってお出でならお使いでもお渡ししますと、充分に私を信じてくれておりますので、私は家に帰り、弟子の萩原国吉を使いにやりました(この国吉は今の山本瑞雲氏の旧名。
— 葉茶屋の狆のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
山頂から見下ろすと、谷間に瑞雲がたなびき、神聖な雰囲気が漂っていた。
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古い掛け軸には、瑞雲に乗って舞い降りる天女の姿が美しく描かれている。
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元日の朝、空に瑞雲が浮かんでいるのを見つけ、今年は良いことがありそうだと感じた。
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