直観
ちょっかん
名詞
標準
文例 · 用例
すなわち、「いき」を単に種概念として取扱って、それを包括する類概念の抽象的普遍を向観する「本質直観」を索めてはならない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
詩を作るのは、情緒と直観の衝動による内臓的行為であるが、詩の原理を考えるのは、理智の反省による頭脳の悟性的行為である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
真に寺院の実景を描こうと思えば、個々の一々の部分を見ずして、建築全体について直観せねばならない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
全体としての意味を知る方法は、ただ直観するのみであると。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
より徹底した、真の芸術的なる認識手段は、事物を部分について観察せずして、全体から一度に、気分的な意味として直観してしまうのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
故に例えば東洋の絵は、竹を描いても虎を描いても、その植物や動物が持っているところの、真の実有相なる直情性や猛獣性やを、形以上のメタフィジックな本質から直観し、意味それ自体を直接に強調している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
その後次第に私の理論的な生活は減退し、直観だけに信頼する傾向は次第に増した。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
もともと「神が在る」といふことは、私の直観に根ざすのだ。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
ウィキペディア
直観 とは、知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、推論、類推など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式である。
出典: 直観 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0