母狐
ははぎつね
名詞
標準
文例 · 用例
母狐に殘された幼い阿部の童子のあはれさが、おなじ年頃のものの心へ働きかけたのはいふまでもないが、あの芝居の舞臺面はいかにも美しく情趣がこまやかだ。
— 長谷川時雨 『春宵戲語』 青空文庫
あの、母狐が秋の夕ぐれに障子の中で機を織っている、とんからり、とんからりと云う筬の音。
— 谷崎潤一郎 『吉野葛』 青空文庫
」と、母ぎつねは、子ぎつねをつれてゆきました。
— 小川未明 『村のかじやさん』 青空文庫
」と、母ぎつねが笑いました。
— 小川未明 『村のかじやさん』 青空文庫