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恟々

きょうきょう
形容詞-たる副詞-と
1
標準
scared
文例 · 用例
磯部先生の如き佛蘭西學者は元より詳細御承知の如く、巴里コンミユンの亂は、一千八百七十一年の普佛戰爭媾和の屈辱や、生活の困難やで人心恟々の時、勞働者が一揆を起して巴里を占領し、一時市政を自由にしたことであります。
‘V NAROD’ SERIES’ A LETTER FROM PRISON 青空文庫
兵力兵器に於て差があり、官賊の名分また如何ともしがたいのだから、薩軍の不利は最初から明白であったが、しかし当時は西郷の威名と薩摩隼人の驍名に戦いていたのであるから、朝野の人心|恟々たるものであったであろう。
菊池寛 田原坂合戦 青空文庫
天正十年十二月の事で、物情|恟々たる中に年も暮れて行った。
菊池寛 賤ヶ岳合戦 青空文庫
小康を得て居た当時の京都の人心は為に恟々として畏怖動揺したとみえる。
菊池寛 四条畷の戦 青空文庫
」女中は、まだ恟々としていた。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
もし、またそれを続けるとしたならば、今以上に、太陽の当らぬ日蔭の地を選ばねばならないし、またどこに隠れていようとも、ゲー・ペー・ウーのように鋭い夫人の眼を怖れて、常に恟々としていることは、新子の堪え得るところではなかった。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
明治二年四月、岩倉|具視宛の書簡に、「即今、内外の大難、危急存亡の秋切迫すること間髪を容れず、抑々昨年来一時の平和の形をなすと雖も、大小藩主|各狐疑を抱き、天下人心|恟々然として、その乱れること百万の兵戈動くより恐るべし……」 と喝破してゐる。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
流言|蜚語は間断なく飛んで物情|恟々、何をするにも落付かれないで仕事が手に付かなかった。
内田魯庵 最後の大杉 青空文庫
作例 · 標準
敵軍の圧倒的な勢力を前にして、城内の兵士たちは恟々として戦意を喪失しかけていた。
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未曾有の大災害が迫っているという予報に、街の人々は恟々として夜を明かした。
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突然の解雇宣告を受け、彼は今後の生活を思って恟々たる面持ちでオフィスを去った。
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恟々(きょうきょう) — 幻辞.com