話のわかる
はなしのわかる
表現形容詞-語幹
標準
down to earth
文例 · 用例
「私のお母さんなんか、来るたびにちやほやされて、盆暮には家中めいめいにうんとお中元やお歳暮をもらうもんだから、あんな話のわかる御主人はないと言って、有難がっていたものよ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 葉子はそう言って、そのマダムが話のわかるインテリ婦人であることを話した。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
誰でもいいから、話のわかるものを此処へ呼んできねえ」 父親は高い声をして言出した。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
」「電話では詳しいお話も出来かねますけれど、誰方か話のわかる方をお寄越しになつて戴きたいんですが……。
— 徳田秋聲 『和解』 青空文庫
ココミミ君は、なかなか話のわかるミミ族だ。
— 海野十三 『宇宙戦隊』 青空文庫
巴里にはお元日なんかないったって、そうかとすぐ話のわかるひとじゃなし、大急ぎでマドレーヌのエデアールへ駈けつけると、錨の印のついたふしぎな正宗なんですが、情けないことにはたった一本だけなの。
— 久生十蘭 『ユモレスク』 青空文庫
」「あの人もお払い物を頼まれて、中津川の方へ行って来るから、帰るまでこれを預かってくれ、旦那がお留守でも話のわかるようにしといてくれ、そう言って置いて行きましたよ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
デリケートな接触面のことだがね」「田中という局次長が話のわかるほうだから、それにぶつかってみれァいい。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫