名吟
めいぎん
名詞
標準
excellent poem (tanka, haiku, etc.)
文例 · 用例
翁の秀逸一二を挙ぐれば、夢いくつさまして来しぞほとゝぎすこゝに寝む花の吹雪に埋むまでなほ名吟の数多くあり、我他日、翁の為に輯集の労を取らんことを期す。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
古ギリシア外色盛行の世には、裸体少年が相撲場の砂上に残した後部の蹟を注意して必ず滅さしめ、わが邦にも「若衆の尻月を見て離れ得ぬ、念者や桂男なるらん」など名吟多し(『後撰夷曲集』)。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
古來富士山を咏じたる詩歌多けれども、これより以上の名吟あるべしとも思はれず。
— 大町桂月 『近藤重藏の富士山』 青空文庫
俳句の道からいえば、古今の名吟とまではゆかないでしょうが、宗教的立場から見れば、きわめて宗教味ゆたかな含蓄のある名吟です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
源実朝は、箱根路をわが越え来れば伊豆の海や 沖の小島に浪の寄る見ゆ という名吟を残しましたが、伊豆をとりかこむ海の風光は、相模の海にしろ駿河の海にしろ、常にえもいわれぬ美しさを呈しております。
— 小酒井不木 『深夜の電話』 青空文庫
柳樽の中でもパリパリの名吟なんだ」 こう云うと正木博士は得意の色を鼻の先にほのめかしながら、片膝をぐっと椅子の上に抱え上げた。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
木母寺の植半は旅宿をかねたる酒楼にてその頃は芸者を連れし泊込みの客多かりしが二、三年を出でずして或会社のこれを買ひ取りて倶楽部とやらになせしより木母寺の境内再び紅裙のひらめくを見ず、梅若冢の柳を見ても黄昏一片麋蕪雨と柏如亭が名吟を思ふべき人もなくなりたり。
— 永井荷風 『桑中喜語』 青空文庫
そもそも享保のむかし服部南郭が一夜|月明に隅田川を下り「金竜山畔江月浮」の名吟を世に残してより、明治に至るまで凡二百有余年、墨水の風月を愛してここに居を卜した文雅の士は勝げるに堪えない。
— 永井荷風 『向嶋』 青空文庫
作例 · 標準
彼の詠んだ俳句は、多くの人々から名吟だと称賛された。
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教科書に載っているあの短歌は、まさに日本の古典文学における名吟の一つだ。
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その歌人が生み出す詩は、どれも心に響く名吟ばかりだ。
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標準
superb rendition of a poem
作例 · 標準
彼の朗読は、詩の情景が目に浮かぶような名吟だった。
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舞台で披露された彼女の詩吟は、まさに名吟と呼ぶにふさわしい迫力があった。
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その名吟を聴くために、遠方からも多くのファンが会場に集まった。
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