見込み外れ
みこみはずれ
名詞
標準
文例 · 用例
それでない場合でも、作物の相場の変動が、この頃は外国の影響を受ける場合が多いものですから、農民達には相場の見込みがつかず、その為めに苦しんだ上句が見込み外れがしたりして、つい悲惨な結果を生むやうになるのです。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
今朝から連続的にこころみて来た彼奴の実験が、一々見込み外れになってしまって、君自身に何等の反応を現わさなかったばかりでなく、彼奴お得意の訊問法のトリックが、コンナ風にテッペンから尻を割っているところを見ると、そんなに恐怖がる程の事もないようだね。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
ただ、齢が齢故、病状の進行が遅いし、意地張りで、こんな病気位と、大して気にも止めていないから、大変、青年達は見込み外れをするかも知れないが、それは、今の所、何っちとも云えないであろうと思う。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
若しそうとすれば、わざわざ出て来た助五郎は、正にとんだ見込み外れをしたわけで、ここらであっさり手を離した方が案外利口な遣り方でもあろう――が、ともすれば、瓢箪から鯰の出度がる世の中である。
— 牧逸馬 『助五郎余罪』 青空文庫