脈がある
みゃくがある
表現動詞-五段-ラ行-不規則
標準
to have a pulse
文例 · 用例
一人が柴又へ走ると一人は深川の不動へ詣り、広小路の摩利支天や、浅草の観音へも祈願をかけ、占いも手当り次第五六軒当たってみたが、どこも助かると言うもののない中に、病人の肌襦袢に祈祷を献げてもらった柴又だけが、脈があることを明言したのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」「どうして、ちっとでも脈がある内に鬱ぐような女じゃあないんだ、きゃッきゃッて騒があね。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
古い、あゝいふ種類の追憶にも、自分の文章の脈があるか、と思ふことは、彼にとつては、可成りの慰めに違ひなかつた。
— 牧野信一 『「或る日の運動」の続き』 青空文庫
絶句する処が頼もしいので、この塩梅ではマダ実業家の脈がある、」と呵然として笑った。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
」「えゝ、何とも仕樣がありませんね、脈があるもんなら注射つてこともありますけれど、連れて來た時には既にもう脈がなかつたんですからね……ただまだ温いだけです。
— 水野仙子 『嘘をつく日』 青空文庫
二番目は「文七元結」で、菊五郎の左官屋長兵衛、栄三郎の女房、丑之助の娘、家橘の手代文七という役割であったが、事実においてこれが団菊として掉尾の一振であったらしく、両優ともに予想以上に活躍して、これではまだ当分は舞台上の命脈があるらしいというのが一般の評判で、好劇家もやや意を強くしたのであった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
「おおおおおお、いかにもなあ、まだおめえにア脈がある。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
脈がある、との駿介の直感は當つたらしかつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
標準
to have a chance