芝庭
しばにわ
名詞
標準
文例 · 用例
きょうは夏らしい日光になって、芝庭や松が芳しい匂いを立てて居りました。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
南の窓からは芝庭の向うの芝生の築山、芝の中をうねりまがつた細い道、やや西方に片よつて立つ一本の大きなぼたん桜などが見えてゐたが、その南の二つの窓を通り越した西の壁に一つの扉があつて、そこからお客さん便所に入るのであつた。
— 片山廣子 『トイレット』 青空文庫
でもやってしまったことだし、広い芝庭を進むと、ずらりと窓が見え、邸宅の裏側を覗く格好だ。
— The Mystery of the Four Fingers 『謎の四つ指』 青空文庫
そして四百坪からある芝庭の広さと、張りつめた空気は、線でも引いたように、他の人間を近づけしめなかった。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫