鳴き頻る
なきしきる
動詞-五段-ラ行
標準
to chirp or buzz constantly (usu. insects or birds)
文例 · 用例
続いて、がたがたと些と荒く出ると、拍子に掛かって、きりきりきり、きりりりり、と鳴き頻る。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
その翌翌朝、私は鳴き頻る鶯の声を聞きながら、目を覚ました。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
向うの山に灯が見えて、暮れせまる谿河に、なきしきる河鹿の聲。
— 泉鏡太郎 『飯坂ゆき』 青空文庫
・ころ/\ころげてまあるい虫・つながれて吠えるばかりの仔犬の暑さ・朝からはだかで蝉よとんぼよ・夕立つや蝉のなきしきる 夕立つや逃げまどふ蝶が草のなか 七月十八日朝ぐもり、蝉しぐれ、身心なごやかなり。
— 大田 『行乞記』 青空文庫
馴れし木犀の香やうやく衰へ、裏の栗林に百舌鳥なきしきる。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
追加三句 (帰郷 やつぱりうまい水があつたよ、の句と共に句賛の三句とする)・露のしたゝるしたしさにひたる・別れて遠い秋となつた 朝から百舌鳥のなきしきる枝は枯れてゐるけさはほどよい起床だつた、すべてがおだやかに運ばれた、何かうれしい事でもないかな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
夏の夜、窓を開けると、鈴虫が庭で鳴き頻っているのが聞こえた。
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山道を歩いていると、どこからともなく鳥が鳴き頻る声が聞こえ、その美しい調べに癒された。
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田んぼの周りでは、カエルが鳴き頻り、梅雨の訪れを知らせていた。
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