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旅店

りょてん
名詞
1
標準
inn
文例 · 用例
莞爾として聞きながら、よし/\其もよし、蒲鉾は旅店の口取でお知己、烏賊の鹽辛は節季をかけて漬物屋のびらで知る通、外郎は小本、物語で懇意なるべし。
泉鏡太郎 城の石垣 青空文庫
苫を且つ覆うて、薄の穗も靡きつゝ、旅店の午は靜に、蝉も鳴かない。
泉鏡太郎 十和田の夏霧 青空文庫
通りの中ほどに、一軒料理屋を兼ねた旅店がある。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
道中にも旅店にも、我儘ばかり申して、今更お恥しう存じます、しかし俥、駕籠……また夏座敷だと申すのに、火鉢に火をかんかん……で、鉄瓶の湯を噴立たせるなど、私としましては、心ならずも止むことを得ませんので、決して我意を募らせた不届な次第ではありません。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
」 古市に名代の旅店、三由屋の老番頭、次の室の敷居際にぴたりと手をつき、「はッ申上げまするでございまする。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
彼は木曾の棧橋を、旅店の、部屋々々の障子、歩板の壁に添つて渡つて來た……其も風情である。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
父も母も誰も知らず、諸国漫遊の途次、一昨年の秋、この富山に来て、旅籠町の青柳という旅店に一泊した。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
救助隊を出さねばなるまいという者もあったが、ナァニあの先生が捕虜になる気遣いはないと、一同は一足お先に那河川に架けたる橋を渡り、河畔の景色佳き花月|旅店に着いて待っていると、間もなく杉田先生得意満面、一行の荷物を腕車に満載してやって来た。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
作例 · 標準
山奥の小さな旅店で、地元の食材を使った素朴な料理を味わった。
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