推尊
すいそん
名詞動詞-サ変
標準
revering
文例 · 用例
凡て素女を識るの法、煩はしきまで世に傳ふるが、多くは奇怪で實行難く、要は甲斐でみるより駿河一番、額髮もいたうぬれる程なら、先は素女と推尊して可なりと惟ふ。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
北派の推尊するのは南北朝時代の北朝の書で、殊に北齊の頃南方からして王羲之父子の書が傳つて來ない以前の極めて素朴な書法を學ぶのであるが、是等の書は支那に於て古代には一向注意されなかつた譯ではない。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
それを康有爲が最も推尊して居る。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
さればこそ常から文三には信切でも昇には冷淡で、文三をば推尊していても昇をば軽蔑している。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
勇士等は皆サー、ランスロツトを推尊し(admired)、又王と其の美はしい妃のギネヴヰーアの寵遇も彼に頗る厚かつた(was in great favour with)。
— KING ARTHUR'S ROUND TABLE 『アーサー王物語』 青空文庫
即ち初め孔子及び其の門下は周の全盛を理想とし、それより周の統を承けた魯を王とする思想を生じ、次で孔子を素王と推尊する所より殷を尊ぶ思想を生じたものであると思ふ。
— 内藤湖南 『尚書稽疑』 青空文庫
然るに一方に於て墨家の如きは、その學派が殷の末孫たる宋に起つたに拘らず、理想の人物としては、禹を推尊するやうになつて來たので、堯舜の傳説は孔子以前より全く無かつたといふに非ざるも、堯舜を祖述するといふ思想は、墨家に對して競爭する上から生じたものと思ふ。
— 内藤湖南 『尚書稽疑』 青空文庫
其後數々往て時事を談じ、大に其人物を推尊す。
— 西郷隆盛 『遺牘』 青空文庫
作例 · 標準
彼はその功績から、地域住民から広く推尊されていた。
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伝統的な文化では、長老や賢人を推尊する習慣がある。
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「あの芸術家、生前はあまり評価されなかったけど、亡くなってから推尊されるようになったね。」「時代が追いついたってことかな。」
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