法言
ほうげん
名詞
標準
文例 · 用例
即ち揚雄の書を入れてあるのは、七略にはまだ入つてゐないのを補つたのであるが、それを揚雄所序三十八篇として、その中に揚雄の作つた太玄も法言も樂箴も皆入れてある。
— 内藤湖南 『支那目録學』 青空文庫
太玄は易の眞似、法言は諸子の類、樂箴は雜家の類である。
— 内藤湖南 『支那目録學』 青空文庫
佛書の中天台と慈恩と一行とは別に一格ある用意の書なり此の三書は尤も大事なり一行の書は易老子の如し慈恩の文は楊子法言太玄經の如し天台の書に又一格あり此の三書の格は甚深の口傳あるべし唯授一人の祕法なり筆示すべからず云々とあるは是れ其の獨得を言明せる者なり。
— 内藤湖南 『敬首和尚の典籍概見』 青空文庫
なんぞよく知ることあるか」と)揚子法言曰、或問神曰心、請聞之、曰潜天而天、潜地而地、天地神明而不測者也、乃至人心其神矣乎、操則存、捨則亡云云。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
(『揚子法言』に曰く、「あるひと、神を問う、曰く、『心』と。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
余はそれよりも楊雄の法言の方がもつと論語を解する材料となると思ふ。
— 狩野直喜 『孔子と管仲』 青空文庫
申す迄もなく楊雄は易に擬して太玄を作り、論語に擬して法言を作つたといはるゝだけ(漢書楊雄傳)法言を見ると其或章は論語と全く同一の句法を用ひて居るが、前に擧げた「如其仁」と同一の句法を用ひ、然かも論語に於けるが如く之を疊言した例がある。
— 狩野直喜 『孔子と管仲』 青空文庫
然るに若し論語の如其仁が孔安國の解釋の通りとし、是れを法言に應用し、如其富、如其智、如其寢、如申韓と讀んだら丸で意味が分らぬことゝなる。
— 狩野直喜 『孔子と管仲』 青空文庫